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チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 (商品イメージ)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

クライバーンの優勝は、当時冷戦で対立していたソ連でのアメリカ人の快挙として、凱旋帰国した際にはクラシックの音楽家としては空前の大フィーバーが起こった。第3楽章Allegro con fuoco第1楽章の序奏主題のテンポが第3楽章のコーダ直前の第2主題の再現と(ほぼ)一致するため、演奏家及び聴衆は未曾有の達成感が得られる。
今日普通に演奏されるのはこの1番のみで他の2曲は演奏される機会は恵まれていない。遅めのテンポで丁寧に演奏しているが、全体的にもたれがちですね。クライバーンの『ピアノ協奏曲第1番』は、ビルボードのポップアルバムチャートで1位(7週連続)を獲得した唯一のクラシック作品である(2007年現在)という事実からも当時の人気ぶりが伺える。
第3楽章ではスコアに指定のないところで下手に抑揚や表情をつけているのが気に入らない。ロシア初演は、世界初演の1週間後、サンクトペテルブルクにおいて、ロシア人ピアニストのグスタフ・コスとチェコ人指揮者のエドゥアルド・ナプラヴニークによって行われた。珍しくウィーン交響楽団を指揮しているが、音色が洗練されていないのでカラヤンの演奏としては違和感を感じる。
この映像作品でカラヤンは何を見せたいのか理解しがたいが、実際の演奏会では撮影不可能なアングルを非現実的な魅力として楽しめばいいのだろうか。
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