ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(DVD付)たとえば第一楽章冒頭の和音の連打部分において、ピアニストは一度に10度の間隔に手を広げることが要求されている(手の小さいピアニストの場合は、この和音塊をアルペッジョにして弾くことが通例となっている)。漫画『のだめカンタービレ』において、物語の重要な転換点で主人公の千秋真一がこの曲のピアノを演奏している。
ピアノの伴奏音型を変えて第1主題の前半部分が行進曲調で再現された後、後半部分はピアノによって再現される。前者では、大人の純愛のムード醸成手段として、後者では、浮気男の妄想をかき立てる小道具として利用されてますよん。劇的で目まぐるしい展開部は、楽器法や調性を変えながら両方の主題の音型を利用しており、この間に新たな楽想がゆっくりと形成される。
最近では女子シングルの村主章枝や(2006年トリノオリンピック4位)、男子シングルの高橋大輔(2007年世界選手権2位)が本作品第1、第2楽章のダイジェストを競技に使用している。その後の主たる楽想は明確な2つの対照的な主題を持ちながらも、前楽章で用いられたモチーフを断片的に使ったり、2つの主題を融合するなど、既存の形式にこだわらない自由な書法で書かれている。
スケルツォ的な気まぐれな性格が認められる1つ目の主題と抒情的な2つ目の主題が交互にあらわれ、最後のピアノのカデンツァの後にハ長調で全合奏(Maestoso)で2つの主題が融合されて盛り上がるシーンは圧巻。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)